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2008年1月20日 (日)

PEN EE 使用感

 ファインダーを見ただけで,現在のカメラとは違います。背面に縦長の小さなのぞき穴が有るだけです。縦長のファインダー…?現在の横長のファインダーから見ると異様に思えてきます。よく考えれば,35mmフィルムの横(36mm)を半分にしたのだから,縦24mm×横18mmの縦長なのは当たり前なんですが…。当然,普通に構えると縦長の写真になります。横長の写真にするにはカメラを縦に構えます。現在のカメラの逆です。
 出来上がったフィルムを見ると,小さくてかわいい写真がいっぱいという感じです。1枚分の大きさが普通のカメラの半分のなので…。いろんな意味で,今のカメラでは考えられない個性的なカメラです。

 PEN EEでの撮影は難しいです。それは,シャッターを押すだけのカメラ故の難しさです。
 ファインダーで構図を決めて,後はシャッターを押す。それ以外は何も出来ない。カメラに全てを任せるしかない…。絞りやシャッタースピードを変えたり,露出補正をしたりという,当たり前にしていたことが出来ない,つまり自分でカメラを調整できないことの難しさを,すごく感じることが出来ました。そして,カメラの癖を熟知して,それに合わせて撮影していく必要があるみたいです。
 つまりPEN EEは「カメラに合わせて被写体や撮影方法を変えていく必要がある」のに対して,今のデジ一などは「被写体や撮影方法にカメラが合わせてくれる」といった感じです。ただ便利すぎるカメラに慣れきった自分に,渇を入れるのにはちょうど良いかなと思います。
 ただ,まったく補正が出来ないわけではありません。ASA感度を使えば,ASA(ISO)100の時,-1~+3の範囲で調整出来ます。もし+補正をしたい時はASAの数字を小さい方に,-補正したい時は数字の大きい方に回せばOKです。ちなみにASA(ISO)100の時のASAの数字と補正の度合いの関係はだいたい次のようです。

ASA200…露出補正-1段
ASA100…露出補正±0段
ASA 50…露出補正+1段
ASA 25…露出補正+2段
ASA 12…露出補正+3段

この方法は,カメラの説明書にも載っていました。
 またX接点用の絞りを使って,シャッタースピード1/60,絞り可変のマニュアル撮影も出来ます。この場合,PEN EEには露出が分かるものが何も付いていませんので(もともと全自動のためのカメラなので),他のカメラの露出計を使ったり,今までの経験と勘を頼りに設定するしかありません。まぁこちらは,よほど拘るときや非常用ですね。

 PEN EEには「1.5mルール」というのがあります。Pen EEのピントは焦点固定式といって,ピントの位置が3.2mに固定されているので,ピントが合う範囲が1.5m~∞となっています。つまり最低でも被写体から1.5m離れないといけないのです。ちょっと寄ったりするとすぐにピンぼけ写真になってしまいます。当然オートフォーカスではないので,ピントが合っていないことを知らせてくれず,現像してくるまでピンぼけが分からないのです。

 出来上がった写真ですが,状況によってはフレアが出ているものもありましたが,おおむね良好です。露出も多少外すときもありますが,まぁ許容範囲内といった感じです。
 私のPEN EEは 1speed機なので,シャッタースピードが1/60秒だけです。なので,露出面に関して言えばイロイロ制約が出きます。ただ良い面もあって,赤ベロ(露出不足または過多の時にファインダーに出てくる赤いベロのようなサイン。これが出てくるとシャッターが押せず,撮影が出来ない)が出なければ,レンズが35mm換算で約40mm相当なので手ぶれの心配をしなくて撮影できます。
 2speed機だと1/30秒に設定されることもあるので(2speedのPEN EEのシャッタースピードはカメラが明るさから判断し勝手に変わる仕組みなので),この辺はありがたいですね。

 いろいろな意味においては,今年1年ぐらいは修行の日々になりそうです。

目指せ!PEN EEマスター!!
        

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